中日の立浪和義監督（52）が17日、野手陣にサプライズを用意した。予定通り練習量をこなしている疲労と天気予報を考慮して、18日が雨天の場合は野手は休みになる。それだけここまで順調にきている証しだ。

　「あしたは雨が降ったら練習休みね。その代わり今日しっかり追い込んで」。立浪監督が野手陣を集め伝えると、思わず選手の頰も緩む。15日から始まった第4クールは6勤の予定。指揮官は「一番疲れている時期だと思うんで、たまにはご褒美をあげながら」と笑顔をみせた。

　順調にメニューを消化できることの裏返しでもある。「なんだかんだでよく練習してますから。実戦の疲れも出てきますしね」。この日は1死三塁、カウント2―2の場面を想定したケース打撃では1点への意識を植えつけた。「ヒットを打てというのは難しいですが、絶好機っていうのは外野フライで最悪逃れるということもある。高いバウンドでも1点入るんで、もう少し確率を上げたい」とシーズンの戦いを見据えた。

　そして18日の天気予報は雨だが、今キャンプはなかなか当たらない。「沖縄の空模様もころころ変わるんで、晴れたらやるよと」と立浪監督。果たして安息の日となるか―。