巨人・坂本勇人内野手（３４）が３０日、復権へ決意を示した。３１日の中日との開幕戦は「６番・遊撃」で出場予定の背番号６は、プロ１７年目のシーズンを前に「もう一回『坂本やるな』というところを見せられるように」と心境を吐露。今春キャンプから打撃の状態が上がらず、オープン戦も１４試合の出場で打率１割１分１厘。理想と現実とのかい離に悩む中、それでもオープン戦ラスト２試合で安打を放つなど状態を上げてきた。チームは３０日、東京ドームで行われたシーズン開幕前最後の全体練習で臨戦態勢を整えた。

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　坂本が背筋を伸ばした。練習前の円陣。原監督が発する開幕オーダーに、耳を傾けた。「６番、ショート、坂本」。昨年は開幕直前に左内腹斜筋筋損傷で離脱。高卒１年目の０７年以来１５年ぶりに開幕１軍メンバーから外れたが、今年はスターティングメンバーに名を連ねる。復活を願うファンの思いを力に、東京Ｄに立つ。背番号６が胸に秘める思いは一つだ。

　「やっぱりもう一回『坂本やるな』というところを見せられるように頑張ります。（リーグ優勝は）何年もずっと言ってきているので、変わらず。今年はまず自分のことをやれたらいいなと思います。試合に出続けられるように、ファンの皆さんにいい結果をお見せできるように頑張ります」

　昨季は開幕後も故障が続き、わずか８３試合の出場に終わった。３０代も中盤に入り「ちゃんと自分の体と向き合わないといけないと思わされるシーズンでした」と強い危機感を覚え、また同時に「全然打球が飛ばなくなった」と実感。現役最多２２０５安打を誇る強打者でも「バッティングは難しい」と悩み、苦しんだ。

　「長打力を取り戻す」をテーマに臨んだ今春キャンプも、試行錯誤の毎日。阿部ヘッド兼バッテリーコーチや亀井打撃コーチ、後輩の中田翔にもアドバイスを求めた。「自分のより少し長い」という長野のバットを拝借して打つこともあった。復活を目指して理想と現実のはざまでもがき、ただ懸命に前を向き続けた。

　オープン戦２２打席連続無安打の苦悩も味わったが、最後の２試合でいずれも安打を放つなど状態は上がっている。「開幕戦だけ（遊撃スタメンに）いても意味がないので、１年間そこにいられるように」。主将を岡本和に譲り、シーズンに全力を注ぐためＷＢＣ挑戦も断念した。野球人生の分岐点となる今季。坂本は、誰よりも熱く燃えている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ef2368e07ed30c0a094d431cdbcd040983453b67

ＤｅＮＡの佐野恵太外野手（２８）が３１日の今季開幕戦となる阪神戦（京セラドーム大阪）で『１番』で起用されることになった。２９日、横浜スタジアムでの練習中に取材に応じた三浦大輔監督が「１番は佐野になるかな。（他も）ほぼほぼ固まってきている」と明かした。

　佐野は「チームにいい勢いを与えられるような１番バッターになりたい」と決意。阪神の開幕投手、青柳対策を「いい投手なので打てる球というのは限られてくる。１球目から１００％（の力）でスイングできるように準備したい」と話した。

最優秀中継ぎ獲得のジャリエル・ロドリゲスが帰国 「中日に残ってプレーしたい」残留を示唆

中日のジャリエル・ロドリゲス投手が８日、中部国際空港から帰国の途についた。
　ロドリゲスは「（リリーフに転向して）最初は不安もあったが、タイトルも取れて、チームに貢献できてうれしく思う」と話した。
来季については「最高の仲間と一緒にプレーできていること、本当にドラゴンズはファミリーのような存在。名古屋も第２の家みたいな感じ。中日に残ってプレーしたい」と残留を示唆した。
　来日３年目のロドリゲスは今季からリリーフに転向。
チームトップタイの５６試合に登板し、６勝２敗３９ホールドで、防御率１・１５。４５ホールドポイントを挙げて最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。

https://www.chunichi.co.jp/article/559708