ヤンキースからＦＡになり、楽天に８年ぶりに復帰することになった田中将大投手（３２）が３０日、東京都内で会見した。三木谷浩史オーナー（５５）、立花陽三球団社長（５０）、石井一久ＧＭ兼監督（４７）も同席。田中は延期になっている東京五輪について「選ばれたら断る理由はない。出たいと思っています。金メダルを取りたい」と意欲的な姿勢を見せた。

　楽天は２８日、田中と２年契約で年俸９億円プラス出来高払い、背番号「１８」などの条件で入団基本合意に至ったことを発表。巨人・菅野智之投手（３１）の８億円を超える球界最高年俸をひっさげて、８年ぶりの復帰が決まった。

　◆田中　将大（たなか・まさひろ）１９８８年１１月１日、兵庫県生まれ。３２歳。駒大苫小牧高では甲子園に３度出場し、２年夏に優勝、３年夏に準優勝。２００６年高校生ドラフト１巡目で楽天に入団。１３年はプロ野球新記録の開幕２４連勝を記録し、球団史上初のリーグ優勝、日本一に貢献した。同年オフにポスティングシステムでヤンキースに移籍。日本での主なタイトルはＭＶＰ、沢村賞、最多勝など、米国では月間ＭＶＰなど。１９１センチ、９８キロ。右投右打。既婚。
報知新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/54df3d75d2bb2e9c281ccd371ca1ea08e8d7c0d6

ナゴドかな

　楽天・三木谷浩史代表取締役会長兼オーナー（５５）が改めて日本復帰を決断した田中の「男気」に賛辞を送った。

　同オーナーは入団会見冒頭、田中の８年ぶりの古巣復帰に関し「コロナ禍で日本や世界が苦しい中、あえて楽天に復帰してくれて。その男気に感謝したい」と笑み。「まだ大リーグで活躍できるにもかかわらず思い切った決断をしてくれた。天国のノムさん（野村監督）、仙さん（星野監督）も喜んでいると個人的には思っている」と田中が師事した歴代監督の名を挙げながら復帰を祝福した。

　また、会見に同席した石井一久ＧＭ兼監督（４７）は今後の田中について「特別な選手なんですが、特別扱いはしない」と明言。あえて厳しい言葉を投げかけたが、これは「まだ僕の方が通算（日米勝利数）は勝ってるんでね」（石井監督）。

　それでも共に日米をまたにかけて活躍した同士だけに最後は「まず最初は自分の調整をしっかりというか、いろいろなアジャストをしないといけない。７年アメリカでやっていたのでね。でも自分のことをやりながらも周りの選手は見ている。それを背中で見せてくれれば十分」と焦らず日本の野球に適応してくれるようエールを送っていた。
東京スポーツ

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